民主市民党のチュルク党首:「PKKへの糾弾は我々と彼の地の人々との関係を断つことになる」
2007年10月26日付 Milliyet 紙

民主市民党(DTP)党首であり、マルディン選出の国会議員であるアフメト・チュルク氏は、キョクサル・トプタントルコ国民議会議長が彼らにテロ組織PKKを明白な言葉で糾弾することを望むという発言に対し、「その時は、我々は彼の地の人々との関係を断つことになる」と返答した。

議会議長がNTVの生放送に出演した際、「残念ながら申し上げる必要があるのですが、わが友人らは(クルド系議員)テロを呪い、テロに反発する発言をしていますが、テロ組織に関しては明白な発言を今日まで行っておりません。」と述べた。

チュルク氏はANKA通信に対し、議会議長の発言に関して自らの見解を述べ、彼ら自身が実際、常に、テロ行為に反対してきたこと、武力によって問題は解決できないと考えていることを明らかにした。チュルク氏は次のように語った。
「この件で我々に責任があるとすれば、党として努力したいと思っています。しかし彼(トプタン氏)が望むことを我々が発言したとして、それが果たしてわれわれがなすべきことでしょうか?われわれがなすべきことがあるとしたら、それは流血を止めるために行使したいと望んでいます。もし我々がそれ(トプタン氏が望むような発言)を述べるのであれば、彼の地の人々に対する我々の行動力が損なわれることになります、関係が断たれてしまいます。彼の地の人々への我々の行動力が損なわれるような過程は、誰にとっても益をもたらしません。我々はできる限り支援者となり、流血を止めることで、全力を尽くしたいと思っています」

■「兵士たちのための要請はなかった」
チュルク氏は、PKKによって拉致された8名の兵士の解放のために声明を出した後、この声明に対する反応は全くなかったと述べた。同氏は、「議会議長が『解放のために何か着手してくれ』とおっしゃるのであれば、その時に我々は何かをしたいと思います。何ができるだろうかと考えています、これは人道的な問題ですから」と述べた。

■人権委員会が木曜日に開催
DTPのディヤルバクル選出議員であるアクン・ビルダル氏もANKA通信に対し、議会の人権委員会が木曜日に開催され、8名の消息不明の兵士に関し提出された報告書について話し合う予定であると語った。また同氏は、人権委員会副委員長であり民族主義者行動党(MHP)のヨズガト選出議員のメフメト・エキジ氏の、彼に対する批判は正しくないと述べた。
ビルダル氏は「我々が、我々のところにもたらされた不当な扱いを受けている人々の願いを、どこに持っていくというのでしょうか、もちろん委員会の議題にあげるつもりです。我々のところにあがってきたこれらの人々のご両親にこの件を伝えなくてはなりません」と述べた。

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( 翻訳者:幸加木 文 )
( 記事ID:12263 )