ムバーラク大統領、アレクサンドリア図書館設立5周年を祝う
2007年10月24日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領、国際的な要人300名が集まる中、アレクサンドリア図書館設立5周年を祝う式典に出席
■ 大統領、式典でのスピーチで:「我々は後退することなく、改革の歩みを続ける」
■ ゲストのために迎賓館にて夕食会を主催
■ 「自由とは、中傷や暴露を意味するのではなく、否定的な側面を明らかにし代替を示すこと」
■ 図書館では会議、セミナー、展示、活動を満載したプログラム

2007年10月24日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【アレクサンドリア:ムフタール・シャイーブ】

 国際的な著名人、知識人、学者、ノーベル賞受賞者など、300人もが参加する中、ホスニー・ムバーラク大統領は昨日の晩、アレクサンドリア図書館設立5周年を祝う式典に出席した。

 ムバーラク大統領は式典冒頭のスピーチで、「この図書館はこれまでも、そしてこれからも、学問や知識の灯台であり、エジプトとそれを取り巻く世界における民主主義、自由、進歩、啓蒙、発展といった諸問題の会議場」だと強調した。

 そして大統領は、「エジプトで我々は改革の道のりを大幅に進んだ。依然としてわれわれは途上にあり、よそからの圧力や指示からは距離を置きつつ、改革の道を後退することなく歩み続ける」との考えを示した。

 また「この図書館ではエジプトの現実に押し寄せる思想や見解、方向性などに対処し、エジプト人家庭の生活水準を向上させることを目指して、国内の諸問題や、女性や若者の問題が議論されてきた」と述べた。そして「こうした議論は数多くの問いを投げかけてきた。自由は責任と義務を伴い、また他者の自由を侵害しないことであり、発言・表現・出版の自由は根拠なしに中傷や暴露をすることを意味するのではなく、健全な意図を持ち、客観的を保ち、否定的な側面を明らかにして代替や解決を示し、社会運動の意識を広めてその推進力となるものだとの認識の必要性というのもそのひとつだ」と強調した。

(後略)

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( 翻訳者:青山沙枝 )
( 記事ID:12300 )