イスラエル軍幹部、シリアの軍事能力を軽視しないよう警告
2007年10月16日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ イスラエル軍幹部、シリア軍の能力を軽視しないよう警告「一日に1000発のミサイル発射が可能」
■ シリアの脅威は第2次レバノン戦争でヘブライ国家が直面したものよりはるかに危険であると発言

2007年10月16日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ナザレ:本紙ズハイル・アンドラウス記者】

 イスラエル政府高官らは昨日月曜日、ヘブライ国家はシリアの軍事能力を大いに侮っており、北部戦線の来たる脅威に対抗するイスラエル占領軍の準備態勢に悪影響を及ぼしていると発言した。さらに、占領軍はイスラエル軍のシリア軍に対する優位性、北部国境におけるどのような攻撃をも阻止できる能力、とくに「シリアの高性能ミサイルによる攻撃を阻止する能力」を強調する軍事的見解に依然として囚われている」と述べた。

 また同高官らは、占領軍の能力に関するイスラエル側の評価は楽観的に過ぎ、慎重さを全く欠いているとの見方を示した。

 イスラエルのマアリブ紙の軍事問題担当記者によると、今回の警告を発したのはイスラエル軍の予備役の高級将官である。同将官は最近シリア領ゴラン高原のイスラエル占領地における訓練に参加している。この訓練の目的は、イスラエル軍の全部隊にシリア軍との軍事衝突の準備を整えさせることであった。

(後略)

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( 翻訳者:並木麻衣 )
( 記事ID:12317 )