■ イスラエル軍、ガリラヤ地方で演習開始。オルメルト首相がトルコに謝罪
2007年10月29日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【ラーマッラー:本紙、諸通信社】
イスラエル軍は昨日、昨年の戦争からの教訓を引き出すことを目的として、ガリラヤ地方のレバノン国境付近で大規模な演習を開始した。またイスラエルのエフード・オルメルト首相は、先月(9月)6日のイスラエルによるシリア空爆に関して初めて公の発言を行い、今回の空爆によりトルコが受けたかもしれないあらゆる損害について同国に対し謝意を表明した。この空爆に関してイスラエルはなお沈黙を守っているが、米メディアの報道によるとその標的は建設途中の核施設であったという。
■ 軍事演習
ガリラヤ地方における演習にはイスラエル軍の全部隊と兵器が投入されている。イスラエル軍報道官は「この大規模かつ重要な演習は、今夕(日曜)から4日間、海軍・空軍・陸軍の部隊を動員して行われる」と述べた。さらに「本演習は軍の年次訓練の一環であり、参加する各部隊の連携の向上と2006年夏の対レバノン戦争から教訓を引き出すことを目的としている」と加えた。
イスラエルは、ガリラヤ地方における演習と同時に予定されていた複数の演習を中止したが、それは、演習の実施がシリアに対する強硬措置であると解釈されるのを防ぐためであると言われている。
(後略)
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( 翻訳者:千鳥伊久美 )
( 記事ID:12319 )