イスラエル首相がロシア訪問、大統領のイラン訪問の成果などについて協議
2007年10月19日付 Al-Nahar 紙

■ プーチン大統領はアメリカにイランとの対話を要求
■ オルメルト首相にイラン訪問の結果を伝える

2007年10月19日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【AP、ロイター、AFP、MENA、UPI】

 イスラエルのエフード・オルメルト首相は昨日、訪問先のモスクワでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談を行い、イランの核計画に対するイスラエルの懸念を伝えた。数日前まで、プーチン大統領はテヘランに滞在していた。プーチン大統領はあらためてアメリカを辛辣に非難し、イラクからの撤退と核計画をめぐるイランとの対話を求めるとともに、「自国の利益を守ることが出来る」ロシアの核武装の包括的開発を進めていることについて語った。

 数時間で終わると見られる訪問のためモスクワに到着した後、クレムリンでの会談の冒頭にオルメルト首相は「テヘラン訪問の結果についてあなたが話すのを聞き、イランの核開発をめぐる状況に関連して我々が抱いている懸念やその他の問題に関して協議することができ、喜ばしいことである」と語った。

 プーチン大統領は「イランの核計画をめぐる状況のせいで、あなた方がどれ程不安に思っているかは理解している。私は、テヘラン訪問の結果をあなたに伝える準備がある」と返答した。

(後略)

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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:12320 )