第24回アイドゥン・ドアン風刺画コンテストの表彰式行われる
2007年11月08日付 Radikal 紙
第24回アイドゥン・ドアン国際風刺画コンテストに入賞した風刺画家たちが、昨夜(11月7日)トプハーネ・アミレで行われた表彰式で表彰された。式典にはエルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣も出席した。
風刺画分野において世界で最も権威あるコンテストのうちのひとつである、第24回アイドゥン・ドアン国際風刺画コンテストにおける入賞者への授与式がトプハーネ・アミレで行われた。式にはエルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣も出席した
表彰式ではジャナン・レスリー・アンデルセン&サウンドがコンサートを行い、コンテストに応募した91カ国1218人の風刺画家による3326もの作品がスクリーンに映された。イギリスの風刺画家グレン・バクスター氏を委員長とする審査委員会は、ベラルーシのマリナ・マルケビッチさんの作品を最優秀賞に選んだ。表彰式に出席できなかったマルケビッチさんの代わりに、イスタンブル名誉領事のハスィプ・ウイサル氏が、総額8000ドルの賞金とヒュッリイェト新聞社から贈られた金メダルを、ギュナイ文化観光大臣とアイドゥン・ドアン財団のアイドゥン・ドアン会長から受けとった。
コンテストで2位となったキューバのエンジェル・ボリガン・コルボ氏とブラジルのダルーチョ・マチャド氏には5000ドルとミッリエト新聞社から銀メダルが、3位のインドのC.B.シブ氏には3500ドルとラディカル新聞社から銅メダルが贈られた。イスタンブル知事ムアッメル・ギュレル、イスタンブル共和国検事長アイクト・ジェンギズ・エンギン、ヒュッリイェト新聞社取締役会長ブスラト・ドアン・サバンジュ、トルコ実業家協会(TÜSİAD)会長アルズハン・ドアン・ヤルチュンダー、アイドゥン・ドアン氏の妻セマ・ドアン夫人、アイドゥン・ドアン財団取締役会長ジャンダン・フェトバジュが、受賞者達に賞を手渡した。
ギュナイ大臣はトプハーネ・アミレで行われた表彰式でスピーチを行い、アイドゥン・ドアン財団主催のコンテストが複雑な時代に開催されたと述べた。すなわち、一方で学問・技術・コミュニケーションが発展し、また一方では衝突や紛争が起こっているとした。ギュナイ大臣は、「この衝突や紛争が、学問や技術の介入でどんなふうに終わるかということを考えたときに、おそらく我々の手中にある、このすべての紛争に対抗する一番の武器は文化と芸術だ」と述べた。また、文化と社会を引き合わせ、調和させる唯一の分野が芸術であると付け加えた。
ギュナイ大臣は、トルコが、ジェマル・ナディル、ユスフ・ズィヤ・オルタチ、トゥルハン・セルチュク、セミヒ・バルジュオール、オウズ・アラル、テキン・アラル、セルマ・エミロウル、ベドリ・コラマンといった非常に有名な芸術家達を育ててきたことを明示した。さらに、風刺画家の氏名を手元の紙から読むことに関して、「この部分は紙を見た。なぜならこれら(の名前)は全て私よりも偉大であり、これらのうちのひとつでも飛ばしたら、彼らは(私のことを)かなりひどい風刺画にするだろうから。」と冗談を言ってみせた。また大臣は、このようなコンテストの先駆けとなったアイドゥン・ドアン氏とアイドゥン・ドアン財団に感謝の意を表し、受賞者を祝福した。
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:百合野 愛 )
( 記事ID:12387 )