シリア政府、「暗殺計画」に関する証拠の提示をハリーリー議員に要求
2007年11月01日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ パリでハリーリー議員がアウン議員と会談、大統領選出をめぐる危機について協議
■ シリア政府、暗殺事件をめぐるハリーリー議員の主張に関する文書を要求
2007年11月01日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【ベイルート:本紙サアド・イリヤース、ダマスカス:各通信社】
シリア国営通信社(SANA)は水曜日、シリア政府がレバノン国会多数派勢力の指導者の1人であるサアド・アル=ハリーリー議員に対して、シリアが同議員およびフアード・アル=セニョーラ・レバノン首相暗殺を計画しているとするでっち上げの主張の証拠となる文書を提示するよう要求したことを報じた。同通信社によると、シリアの公式情報筋はハリーリー議員に対して、同議員とセニョーラ首相の暗殺計画に関するでっち上げの主張に関して彼が所有していると主張する証拠文書を提示するよう要求した。
さらにその情報筋は、「ハリーリー議員がこの情報を所有しているのであれば、何故それを国内やアラブ諸国および国際世論の前にそれを明らかにしないのだろうか?」と付け加えた。
ハリーリー議員はカイロで火曜日、シリアのバッシャール・アル=アサド大統領の義兄であるアースィフ・シャウカト軍事情報局長が同議員の暗殺を計画したとの情報に関する質問に応じて「我々はこの問題に関する情報を持っており、その情報を追跡調査している。その情報は正確なものだが、治安機関は今なお調査中である」と述べ、この問題に関して、レバノン治安機関とアラブ諸国の治安機関との間で治安協力が行われていることを付け加えた。
一方、セニョーラ首相は昨日、自分を暗殺する準備が行われていたことに関して信頼に足る情報があると語った。
(後略)
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( 翻訳者:梶田知子 )
( 記事ID:12417 )