治安維持軍、社会的安全に関する新たな通達を発表
2007年11月14日付 Jam-e Jam 紙

【事件部】イラン・イスラーム共和国治安維持軍は今年、社会の秩序と安全の向上・改善に対する社会生活上の要請に応えるために、計画を策定した上で、社会的・倫理的安全向上計画を真剣に実行してきた。その結果、さまざまな犯罪行為が減少し、安全に対する実感が増大した。このことは各種世論調査や親愛なる市民からの感謝の言葉によく表れている。

 各種世論調査、ならびに市民の個人的・社会的要望をまとめた結果、治安維持軍はさまざまな計画を継続して実行し、社会における秩序と安全への実感の維持・向上を図ることを決めた。

 法の施行と秩序・安全の欠如の防止に終わりは決してないということを再度強調しつつ、治安維持軍は社会的教育、治安上の予防措置、無規律な行為への取り締まりなどを拡大することで、関係各機関と協力し市民の参加を得ながら、法治主義・秩序の拡大と規範破壊行為の防止に向けて活動するつもりである。

 以上の理由から、不法行為、及び社会的・倫理的安全に反する行為として、以下の項目を国民の皆様に通知する。これら項目が留意されなかった場合には、イラン・イスラーム共和国治安維持軍は法律に基づき、確固たる態度で違反者を取り締まる予定である。

1.恐怖を与え、ゆすりや恐喝行為を働き、常軌を逸した叫び声を上げ、喧嘩や決闘を行うなど、市民の安全を脅かすあらゆる迷惑行為をなすこと。

2.適切な服装を守らない行為。例えば、

・「丈が短い」、「体に密着している」、「スリットがある」、「肌が露出するなどして体が見える」、といったようなコートならびにズボンを使用すること

・足の一部が露出するような丈の短いズボンをはくこと、あるいはズボンの代わりにブーツを履くこと

・スカーフやマグナエの代わりに帽子をかぶること、また頭髪や首を完全に隠すことのできない小さめのショールを身につけること

3.西洋の低俗なデザインの服装を身につけること、逸脱した集団が身につけるようなマークを用いること。

4.視聴覚に関わるあらゆる不法行為を行うこと(低俗な映像ソフトを制作、供給、販売すること、ならびに個人や家族の写真や映像を盗み、頒布すること)。

5.麻薬や向精神薬、アルコール飲料を提供・流通すること。

 最後に、関係する諸機関や指導者たちにあっては、社会における無規律な行為の予防と法律遵守の文化の醸成を目指して、自らの文化的、教育的、教諭的活動でのさらなる尽力を期待したい。また市民にあっては最大限、法規を遵守し、永続的な安全を確立する活動に参加することで、われわれを支援していただきたい。われわれはこれまで以上に安全な社会が実現され、社会的・経済的・文化的・政治的活動にとって好ましい環境が整えられることを願うものである。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:12475 )