■ エジプトのムバーラク大統領、イエメンのサーリフ大統領、スーダンのバシール大統領、イラクのタラバーニー大統領、カイロで四者会談に臨む
■ エジプト・サウジ会談が閉幕、現在の諸課題に対処すべく協議を継続
■ 四者会談後にアウワード報道官：「スーダンの北部と南部の間の危機が収束に向かう兆候」

2007年11月12日アル・アハラーム紙(エジプト)HP１面

　ホスニー・ムバーラク大統領は昨日の午後、イエメンのアリー・アブドゥッラー・サーリフ大統領、スーダンのウマル・アル＝バシール大統領、イラクのジャラール・タラバーニー大統領との四者会談を開いた。エジプト大統領府のスライマーン・アウワード報道官は、アラブ世界が抱える諸問題、特にイラクやダルフールの状況と米アナポリスでの国際和平会議について、4カ国の指導者たちが協議したと発表した。会談は昨晩から競技が始まったアラブ･オリンピックの開会式に参加するためカイロを訪問した各国首脳を招き、ムバーラク大統領が主催したパワーランチを挟んで続けられた。

　今月末アメリカでの開催が決まっているアナポリス和平会議に関してアウワード大使は、「2003年に発表されて以来、１インチたりとも和平プロセスを前進させることに成功しなかったロードマップは、今や和平会議の唯一の拠り所ではない」と述べ、アナポリス会議に関するアラブ側の見解について語ることはできないが、ムバーラク大統領がこの会議の成功を心より願っていることは間違いないとした。

　またアウワード大使は、パレスチナとイスラエルの双方が、アナポリス会議の確固たる基調を成すような共同政策文書に到達するようにとの希望を表明した。

(後略)

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（ 翻訳者:小林洋子 ）
（ 記事ID:12480 )