メッカ巡礼団、本日アラファートへ(アル・アハラーム紙)
2006年12月29日付 Al-Ahram 紙
■ アッラーよ、貴方のもとに参りました・・・本日、アラファートで400万人の巡礼者の祈り
2006年12月29日付けアル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【聖地:アフマド・ムーサー、ジャミール・アフィーフィー】
心が揺り動かされる荘厳な光景の中、「アッラーよ、貴方のもとに参りました・・・貴方にはいかなる共同者もいない、貴方のもとに参りました」との呼びかけの声が響く。400万人の巡礼者は、厳かな信仰の隊列を組み、巡礼の中でも最も偉大な行である「ワクファ・クブラー(アラファートに佇むこと)」に臨むため、今日、清らかなアラファートの地に立つ。彼らは、偉大なる神に懇願し、「アッラーのほかに神なし」「アッラーは偉大なり」と唱えながら、この偉大な場所に立てるという恩恵を与えてくださったことを神に感謝する。
慈悲深き神への訪問者たちは、アラファートの地に今日の日没まで留まり、その後ムズダリファへ移動し、夜明けまでそこに滞在する予定だ。そして犠牲祭(イード・アル=アドハー)初日となる明日の明け方には、石塔に向かって小石を投げる儀式のためミナーへと向かう。
エジプト公式巡礼団長を務めるムフィード・シハーブ法律問題・議会担当大臣は、昨日の朝7時から始まったアラファート山までのエジプト人巡礼者5万8千人の移動を見守る。
シハーブ大臣は、「エジプト人巡礼者の健康状態は落ち着いており、他の巡礼団から受け取った報告書からも、今年の巡礼が大きな不平や不満なしに成功したといえる」と語った。
(後略)
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( 翻訳者:河上直衣 )
( 記事ID:4329 )