オルメルト首相、国際和平会議で「根本的問題」を交渉すると明言
2007年11月19日付 Al-Ahram 紙
■ オルメルト首相:「パレスチナとの交渉では根本的な諸問題を話し合うことに」
2007年11月19日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ガザ、占領地エルサレム:諸通信社】
これからの2日間、米アナポリスで行われる国際和平会議への参加準備に向けた一連の会合や動きが続く見通しだ。しかしパレスチナ・イスラエルの双方はこの会議で提出するはずの共同文書の作成に到達しておらず、会議に対する期待や希望は後退しつつある。
イスラエルのエフード・オルメルト首相は、国際会議の開催それ自体が大きな成功であるとして、会議成功への期待を表明した。オルメルト首相はフランスのベルナール・クシュネール外相とエルサレムで会談した際に、パレスチナのマフムード・アッバース大統領およびサラーム・ファイヤード首相と共にアナポリス会議に参加する旨を伝え、会議では根本的な諸問題に関するパレスチナ側との交渉を7年ぶりに開始することになると述べた。
対して仏外相は、ヨルダン川西岸地区へのイスラエルの入植活動が和平に対する最大の障壁になっていると述べ、入植地建設を早急に停止するようイスラエルに求めた。
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( 翻訳者:千鳥伊久美 )
( 記事ID:12486 )