イフタール招待にアレヴィー信徒ら「政治ショーは不要」と反発
2007年11月23日付 Milliyet 紙

アレヴィー派諸団体は、ムハッラム月(ヒジュラ暦第一月)に哀悼の断食を行うアレヴィー派のイフタール(断食中の夕食会)にエルドアン首相が参加することを「政治ショー」の一言で片付けた。

・アレヴィー・ベクタシ連盟トゥラン・エセル会長
我々も報道を通じて知った。まず、アレヴィー問題に対する公正発展党の解決策が何であるのかを知りたい。解決策を明らかにせずにイフタールに参加することは、政治ショー以外の何物でもない。公正発展党は(アレヴィー信徒である)チャムルオール議員を通して、自身のコントロール下で組織化を図ろうとしている。

・ジェム財団アンカラ支局イルハミ・ビリンジ支局長
我々は今の政権に歩み寄ろうなどとは考えていない。彼らが「私たちはイスラムという枠組みの外に位置しています」と発言するアレヴィー派の人間と会食を行おうとも、我々はこういった組織とは関係がありませんので。

・ハジ・ベクタシュ聖者文化展覧協会テキン・オズディル会長
(政府関係者がアレヴィー派の)代表権をもたない者らと一堂に会することは、アレヴィー派への歩み寄りにおける偽善の表れと我々は判断している。

・フブヤル・スルタン・アレヴィー協会アリ・ケナンオール会長
アレヴィー派の問題を理解し、それについて話を聞くために会食を伴う「ショー」は必要ない。

・ピール・スルタン・アブダル文化協会カズム・ゲンチ会長
今回のイフタールへの参加や、それに類似した試みの目的はアレヴィー派を同化、吸収しようとするためであろうと考えている。

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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:12510 )