大学生ら、アナポリス宥和会議に対して抗議デモ
2007年11月27日付 Iran 紙

 昨日正午、テヘランにあるヨルダン大使館の前で多数の大学生らがデモを行い、アメリカ・アナポリスでの宥和会議開催に対して嫌悪と怒りの念を表明した。このデモは声明を発表して終了した。

 「アッラーは偉大なり」の唱和とともに、デモの終わり際に大学生らによって採択された声明文には、次のようにある。「歴史を通じ、中東地域はつねに大きな危機を目撃してきた。しかしシオニストたちに源を発する危機は、特別の注意が必要である。強権的な抑圧体制による支援の下、根拠のない口実を弄して地域に進出した集団は、地域における自らの存在の不当性を理性の名の下に正当化しているからだ」。

 この声明は続けて、「中東という戦略的地域の安全は危機に瀕している。ところがこのような状況にあって、一部の国々は破壊分子と一緒になって平和を口ずさんでいる」と指摘する。

 同声明は最後に、次のように述べている。「われわれイスラーム世界の学生は、アナポリス会議に参加する国々の忌まわしき行為を非難するものである。抑圧体制とその支援者、そして彼らに金で雇われた者どもの消滅を、全能なる神に祈願する」。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら
関連記事(アフマディーネジャード大統領、アナポリス中東和平国際会議を非難:パレスチナ各派、テヘランに集結へ)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:12557 )