築造後700年のガラタ地区の城壁、地下鉄工事のため一時撤去へ
2007年01月13日付 Milliyet 紙

イェニカプとタクスィムをむすぶ地下鉄が通る予定の土地に佇み、トンネル掘削の大きな邪魔立てをしているジェノヴァ人の城壁の問題が解決された。歴史ある城壁の一部分を一時撤去する方針となった。

イスタンブル市当局は、地下鉄の路線を金角湾より通過させるためにガラタ地区にある700年の歴史を持つジェノヴァ人の城壁を一時撤去することを決めた。
文化・自然財保護委員会は、歴史ある城壁が一時撤去されることについて、提案を前向きに受け入れ、市当局のこの計画に関する準備を求めた。委員会は、一時撤去に関する計画を検討したのち、最終決定を行う。
イスタンブル市長カーディル・トプバシュ氏は、ジェノヴァ人の城壁の一部分を一時撤去することについて次のように述べている。

■トプバシュ市長:苦悩は終わった

「ガラタの黒い城壁が、地下鉄の一路線が開通する地域にあることに問題があったのです。地下鉄にとって深刻な問題でした。トンネル掘削は、地下鉄の進路と勾配を変えることが出来ないために、ただ城壁を一時撤去することによってのみ解決しうるのです。これに関して、我々は文化・自然財保護委員会に提案をいたしました。
委員会は、城壁は一時撤去しうると決断しました。撤去のための計画を準備し、同委員会に計画案を提出することになっています。このように、問題は解決に至りました」
市の当局者たちは、地下鉄の予定路線を交差する城壁の35~40メートルほどの部分を切断し、一時撤去すると述べた。
技術的な詳細は、準備される計画によって、より詳細に確立されると述べた当局者たちは、「城壁がどのように切断されるか、どこへ運ばれるかはその計画にてお知らせいたします。トンネル掘削が完了した後、その上にまた城壁を戻します」と述べた。

■700年の歴史

シシュハーネからトプハーネまで、ガラタ地区を取り囲む12の門を擁するジェノヴァ人の城壁は、延長2.8キロである。
ガラタ塔も、城壁の重要な一部である。1864年、ガラタの城壁の大部分が建設作業中に破壊されてしまい、ヤヌクカプのみ残った。門の上部にはセント・ジョージの十字軍紋章が刻印されている。
セマービ・エイジェ教授は、ガラタの城壁上部の刻印はヤヌクカプだけに残っているとし、「ビザンツ帝国期、ガラタは周辺を全て中世の都市にあったような城壁に囲まれていた。しかし、ジェノヴァ人たちが14世紀以降ここを支配するようになって、この城壁を増築・拡大した。ヤヌクカプはその城壁のうちのひとつで、最終的に残った城壁である。他にはひとつの城壁も残っていない」と述べた。




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( 翻訳者:古瀬 由加里 )
( 記事ID:4340 )