4年前、産院で取り違えられた息子に会った父、「死ぬほどうれしい」
2007年12月04日付 Yeni Safak 紙
サウジアラビアのナジュラン県にあるハリド病院で出産の際子供を取り違えられたジュジェさん一家とサウジアラビアのムンジェムさん一家は4年後に実の息子に会った。2人の父親は、初めて会うことのできた息子ヤークプくんとアリくんを涙を流しながら抱きしめた。ユスフ・ジュジェさんが自分に似ていないという理由でDNA鑑定を受けさせた息子ヤークプくんがサウジアラビアの病院で出産の際ムハッメド・アル=ムンジェムさんの子供と取り違えられたことが明らかになった後、両家は会うことになった。
■ 4年間分の涙…
先週、サウジアラビアの保健省がジュジェ一家へ提供したナジュラン県の一戸建ての家で実現した2家族の出会いはトルコのリヤド領事館が調整した。サウジアラビアの父ムハメッド・アル=ムンジェムさんは、この出会いへ息子のヤークプくんも連れて行った。ユスフ・ジュジェさんは、実の息子ヤークプくんを見た瞬間にむせび泣き始めた。ジュジェさんは、「実の息子に会いました。とてもうれしくて心から泣きました。これは、過去4年間分の涙です。ヤークプに会って、死ぬほどうれしいと思いました」と述べた。サウジアラビアの父ムハメッド・アル=ムンジェルさんも実の息子アリくんを暫く抱きしめながら泣いていた。
■ すでに2人の息子がいる
アリくんとヤークプくんはすでに2つの家族の子供であると述べたムンジェルさんは、「彼らは同時に乳兄弟でもあります。これからも共に成長していってくれることを願っています」と述べた。サウジアラビアの父は自身に示した関心故にトルコ人関係者に感謝すると述べた。ユスフ・ジュジェは実の息子に会えるようにこの地域に引っ越してきたが、トルコ人学校がなく、アラビア語がわからないために提供された家に長く滞在することはできないだろうと述べた。
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( 翻訳者:小野寺香織 )
( 記事ID:12591 )