■ ザカリヤ・アズミー官房長官、不法移民問題を政府の最優先課題にするよう要請
2007年12月10日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【マフムード・ムスリム】
エジプトのザカリヤ・アズミー官房長官は、若者の不法移民問題と、職を求めてヨーロッパへ渡航しようとする若者を騙す犯罪組織への処罰とを、政府の最優先課題に据えるよう要請した。
昨日の立法委員会の会合に出席したアズミー官房長官は、若者達は失業状態から抜け出す出口を移住以外に見出せないのだと指摘した。カマール・シャーズリー氏も、若者達を海外への出稼ぎに向かわせないためには、失業問題を解決するというムバーラク大統領の公約を政府が履行する必要があると強調した。シャーズリー氏はまた、あらゆる官庁が海外で働くエジプト人の数を把握できていないと語り、そうしたデータを集めるためにエジプトの在外公館を活用するよう訴えた。
また無所属のカマール・アフマド議員は、若者にエジプトに留まろうという気持ちを抱かせるような国民的な「夢」が存在していないとの見方を示した。
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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:12634 )