第2回欧州・アフリカ首脳会議が開催
2007年12月10日付 Al-Ahram 紙

■ 欧州・アフリカ各国の指導者、リスボン首脳会議でのムバーラク大統領の演説を賞賛
■ 安全保障、開発、正しい統治のあり方に関し、欧州とアフリカとの関係を強化

2007年12月10日付アハラーム紙(エジプト)HP1面

【リスボン;ムフタール・シャイーブ;各通信社】

 アフリカと欧州各国の指導者たちは第2回欧州・アフリカ首脳会議でホスニー・ムバーラク大統領が行った演説について、「演説は、アフリカ大陸が直面している優先課題や問題、困難についての見解を含む、包括的で深い内容だった」と賞賛した。

 またアフマド・アブルゲイト外相は、昨日リスボンに向けて出発する前にエジプト人記者団に向けた声明の中で、「今回の首脳会議を準備する中でエジプトの有効な役割が確認された。また2000年にカイロで開かれた第1回会議での達成の上に今回の会議が築かれている点について、(準備会合に参加した)各国代表団はエジプトの役割を賞賛した」と語った。

 リスボンで行われた第2回欧州・アフリカ首脳会議は、欧州とアフリカ間の経済・政治関係を強化するという条項や、安全保障、開発、正しい統治のあり方をめぐる欧州・アフリカ関係の強化を約束した文書を含む、欧州・アフリカ共同戦略文書を採択した。

一方で会議では、幾つかの国々での人権問題に対する欧州側からの批判や、過去の植民地支配への補償をアフリカ側が要請したのに加えて、欧州・アフリカ間の通商合意の締結をめぐる意見の相違が見られた。

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( 翻訳者:小林洋子 )
( 記事ID:12655 )