テロ対策不十分で辞職求められているビュユクアヌト参謀総長に、ギュル大統領から支持
2007年12月15日付 Milliyet 紙
アブドゥッラー・ギュル大統領は、テロ対策不十分と非難され、辞職を求められている参謀総長のビュユクアヌト陸軍大将に対し、「皆が任務を遂行している。そのようなことは問題ではない。軍が国内の治安維持のための作戦を担っている。大きな犠牲が払われているのだ。これらは一日で解決されるというような問題ではない」という言葉で支持した。
ギュル大統領は、14日にカザフスタンで行われた記者たちとの会見で、「PKK(クルド労働者党)のテロ組織に加わっているが、武装闘争には参加していない者たちへの恩赦」と「ビュユクアヌトに対する辞職の要求」といったことについて考えを述べた。ギュル大統領は高等教育委員会の委員長にユスフ・ズィヤ・オズジャン教授を任命したことに関する質問には答えなかった。ギュル大統領は、恩赦といったような問題においては国のすべての機関が包括的な形で取り組んでいると述べ、次のように話した:
「テロの問題はトルコの重要な問題である。一方では明確な形で軍事闘争を行い、他方では経済、政治といったあらゆる観点からの包括的な闘争が行われている。我々は、国家安全保障評議会(MGK)の大いなる勇敢さについて話している。このことは国家の問題である」
ギュル大統領は、南東アナトリア地域に配備されている国境警備部隊の視察に触れ、次のように述べた:「私は(南東アナトリアへ)行って見たが、そこでは本当にとても困難な状況の下で、(彼らは)とても英雄的な行為を行っている。簡単な仕事ではない。我々のすべての組織、我々全員が一致団結することが必要である。さぁ、この闘争における重要な事柄をわれわれは論争のテーマにすべきではない。皆を守ることが必要なのだ」
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( 翻訳者:釘田遼香 )
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