トルコ人テノール歌手、イタリアの人々を魅了
2007年12月22日付 Milliyet 紙

メルスィン国立オペラ・バレエ団の団員、ビュレント・ベズデュズは、パヴァロッティの後継者候補とされる10人の有名テノール歌手のひとりに数えられており、アメリカ、フランス、スコットランドに続いてイタリアで舞台に立ち始めている。

ベズデュズは、3つのグラミー賞を受賞した有名なテノール歌手であり、文化観光省の公式許可を得て、ドニゼッティ作のオペラ『ランメルモールのルチア』で、サー・エドガルド・ラヴェンスウッド役で舞台に上がった。
ベズデュズは、イタリアのイエージ市で、ヴァレリア・エスポジート、ステファノ・アントヌッチ、そしてジョバンニ・フルラネットといった有名なイタリアの芸術家たちと一緒に観客の前にたって認められた。彼が演じた全ての公演が満席となる一方で、彼の成功はイタリアのメディアでも取り上げられている。

オペラ評論家のファブリツィオ・キアペッティ氏も、ベズドゥズを「はっきりと言うなら、若いが力強い、自信に溢れたビュレント・ベズデュズはそのパフォーマンスで観客を征服した」と評価した。

ベズデュズは、イタリアのような国で芸術愛好家からパフォーマンスに拍手されることは、ひとりのトルコ人芸術家として、自分に誇りを与えてくれていると述べ、こう続けた。
「パヴァロッティのような芸術家を育んだイタリアの芸術愛好家の間で大きな関心を得たこと、彼らから拍手を受けたことは、ひとりのトルコ人芸術家として幸せを感じる。アメリカ、フランス、そしてスコットランドに続いてこの国にいることは、私にとてもよい経験となりました」

ベズデュズは、ギリシャからも同じ役でオファーを受けており、これもよく検討して決断することを話した。

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( 翻訳者:林 奈緒子 )
( 記事ID:12716 )