■ ブラウン英首相がバスラを訪問、2週間以内の権限委譲を発表
2007年12月10日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【AFP】
昨日、イギリスのゴードン・ブラウン首相はバスラを緊急訪問し、イギリス軍はバスラ県における治安権限を2週間以内に完全にイラク政府に委譲すると発表した。
ブラウン首相がバスラ県のイギリス軍を前に述べたところによれば、イラクのヌーリー・アル=マーリキー首相が、「2週間以内に支配権限をバスラ県当局に委譲されること」を強く求めたという。イギリス軍兵士は9月初めに、バスラ県にあった最後の基地から既に撤退している。さらに10月2日、ブラウン首相は「今後2ヶ月」のうちにバスラ県を完全にイラク当局に委ねるかも知れないと明らかにしていた。
ブラウン首相は10月の時点で、現在5000人いるイラク駐留イギリス軍兵士の数が、2008年までに2500人になるとの見通しを示していた。
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:千鳥伊久美 )
( 記事ID:12724 )