イスラエル首相とパレスチナ大統領、アナポリス会議後初の会合準備
2007年12月07日付 Al-Nahar 紙

■ オルメルト首相とアッバース大統領がアナポリス会議後初めての会合を準備

2007年12月07アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【本紙、ロイター】

 イスラエルのエフード・オルメルト首相は昨日、先週の公式和平交渉の開始以降初めてとなるパレスチナのマフムード・アッバース大統領との会合の準備のため、補佐官らと協議を行った。

 アメリカが主催したアナポリス会議でオルメルト首相とアッバース大統領が、2008年末までにパレスチナ国家樹立に関する合意を目指すことで合意した後、初めてとなる交渉の第1ラウンドの実施するため、12月12日にオルメルト首相とアッバース大統領が会談することが予定されている。

 イスラエル政府高官によるとオルメルト首相は、来週パレスチナ交渉団と会談を行う前に自分たちの立場を調整しておくため、ツィピ・リブニ外相およびエフード・バラク国防相と協議を行った。

 オルメルト首相のマーク・レゲブ報道官は、「アナポリス会議後の段階は来週に始まる。このプロセスが成功するためには、重要な準備作業が必要なことは明らかである」と語った。

 パレスチナ交渉団のサーイブ・オライカート団長は、パレスチナ側は2008年末以前に全ての最終的地位の問題に関する合意のため、真剣に取り組む決意であることを強調した。

 アナポリス会議の次の週、40年前にエルサレムで占領した土地に新しい家屋を建設するというイスラエルの計画をパレスチナ側の指導者たちが「交渉を破壊する試み」と非難し、和平プロセスは最初の障害にぶつかった。またアッバース大統領は昨日、ジョージ・ブッシュ大統領が開催した先週の会議は「困難」なものだったと語った。

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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:12728 )