エルドアン首相「米国と取引したという見方は非常に程度が低い」
2007年12月27日付 Yeni Safak 紙

情報共有の見返りとしてアメリカと非公式な取引が交わされているという声にエルドアン首相が激しく反発している。「このような見方は極めて低俗。トルコ共和国首相は何かを与える見返りにそのような取引をするほど恥知らずではない」

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、テロとの戦いにおいて実行されている国境外作戦のため、「協力体制の見返りにトルコがアメリカに対して便宜を図るのでは」という批判に答えながら「このような見方は全くナンセンスで、非常に醜く低俗だ。トルコ共和国首相はそこまで恥知らずではない」と話した。

カナル7テレビの生放送で質問に答えたエルドアン首相は、「野党側の批判にもとづき質問をしたい。クルド労働者党(PKK)との戦いではアメリカから支援を受けているが、それについて次のような考えが一部世論からも持ち上がっている。『アメリカがすることに対し、何らかの見返りがあるはずだ。もしトルコを支援するのであれば、その対価として何かを得るだろう』というような見解があるが、共和人民党CHPや民族主義者行動党MHPと話したところではこの支援協力に対しトルコがアメリカに何かを提供することになっており、また11月5日(の訪米)でこれについて取引をしたと言う」といった内容の問いかけに対し、以下のように返答した。

■ その場にいたのは我々だけではない

「そのような表現および見方は全くナンセンスであり、非常に醜く低俗だ。トルコ共和国首相は何かを与える代わりにそのような取引をするほど恥知らずではない。それほど落ちぶれてはいない。我々の会談ではメモをとっていたのは外相であり、また正式な通訳である。相手側にいたのもアメリカの大臣と補佐官、公式通訳である。そこでの会話は然るべきところへ伝えられたはずだ。」

(後略)

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:12760 )