宗務高等機構長官代理のサイム・イェプレム教授博士は、イスラムは賭博行為を一切認めていないと述べ、「イスラムの教えと聖典クルアーンによれば、すべての種類のくじはハラムである」と語った。2千5百万YTL(約24億150万円)という高額賞金の宝くじの抽選が新年に迫っている中、「くじはハラム(宗教的禁止)か、ヘラル(宗教的合法)か?」という論争が拡大した。「ミッリ」新聞の昨日の号に掲載された「ムスリムにくじは無用である」という見出しのニュースに、見解を寄せたイェプレム博士は、ムスリムはくじに関わるべきではない強調した。
記事で、イスラムは労働の対価としてお金を得ることをヘラルとしていると説明したイェプレム氏は、皆どうするかは自由であるが、しかしムスリムはくじに関わるべきではないと述べた。
さらに「フェトワ電話相談室」の宗教関係者の、この問題に関する意見も以下のように載せられた。
「くじ、ロト、トト、イディアといった全種類の賭博はハラムである。くじ券を買うこともハラムである。マーケットやガソリンスタンドでくじ券を買うこともハラムだ。マーケットがあなた方にワインを売れば買うのか?ハラムだ。同じように、ここで売っているくじ券もハラムだ。ハラムに導くものがハラムなのだ。」
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( 翻訳者:林 奈緒子 )
( 記事ID:12773 )