■　エジプトとEU、2007年をパレスチナ・イスラエル間和平の年にするとの考えで一致
■　ムバーラク大統領との会談後、ソラナ代表とアブルゲイト外相：「2月1日、ニューヨークでの4者会談で和平プロセスを協議」
■　ライス国務長官は来月半ばに再び中東を訪問、アブルゲイト外相はワシントンを訪問

2007年01月19日付アル・アハラーム紙（エジプト）ＨＰ1面

　エジプトとＥＵは「今年中」と期日を設けて、パレスチナ・イスラエル間の和平合意のための枠組みを作成することで合意した。

　アフマド・アブルゲイト外相は、ムバーラク大統領が昨日朝にハビエル・ソラナEU共通外交・安全保障政策上級代表を迎えた後の記者会見で、「来年は米大統領選挙に大きな注目が集まるだろうということもあり、2007年が和平プロセスの前進を達成するチャンスだ」と公表した。

　同外相は、「ソラナEU代表はムバーラク大統領に対し、来月2月1日にニューヨークで開催される中東和平のための[米、露、国連、EUによる]国際4者協議におけるEUの立場を説明した報告書を手渡した」語った。また「友好的かつ率直に進められた今回の会談では、中東地域に関わる様々な問題が話し合われた」とも語り、ニューヨークでの会議では和平推進に関わる諸側面について話し合うことになろう、と明言した。

　また外相は、来月には和平プロセスに関して大きな政治的な動きが行われるだろうと発言した。ライス米国務長官が和平協議を再開するため2月半ばに再び中東を訪問し、アブルゲイト外相も4者協議の後ワシントンに出立、ソラナEU代表も同じ目的のためにもう一度中東を訪問するためだ。

　「まずは状況の沈静化と安定、相互の信頼構築を実現し、次に2007年中に和平合意に到ることを目指した協議に入るという、どちらも同じように欠かせない二つの段階を経る
ことによって和平プロセスは達成されるというのがエジプトの見解である」とアブルゲイト外相は指摘した。

（後略）


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（ 翻訳者:香取千晴 ）
（ 記事ID:4423 )