■ ムバーラク大統領、第39回カイロ国際ブックフェアを開会
■ アラブ諸国および世界の26カ国と700の出版社が2000万タイトルを展示
2007年01月24日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
エジプトの文化的な役割の継続と、文明と啓発におけるエジプトの立場の強化を目的とし、ムバーラク大統領は昨日、ナスルシティの国際展示会場で39回目となるカイロ国際ブックフェアを開幕した。
会場を視察したムバーラク大統領は、エジプトが現代科学を吸収し続けることができるよう、現代科学の知識の翻訳に関心を向けるべきだと呼びかけた。
また大統領は出版、文化、創造の分野における発展と成果を目に出来た喜びを表明し、人格形成や社会全体の成長と近代化に果たす文化的な側面の重要性を強調した。
大統領は1988年にノーベル文学賞を受賞した世界的小説家、故ナギーブ・マフフーズ氏の特設ブースの前で長いこと足を止めていた。そのブースには40ヶ国語に翻訳された彼の作品も展示されている。
今年のブックフェアには世界各地から26の国々と700の出版社が参加し、およそ2000万タイトルが展示されている。また同フェアと平行して、今日的な問題を討議するおよそ400ものセッションが開かれ、作家、思想家、芸術家が1000人以上参加する。
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( 翻訳者:平寛多朗 )
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