リビア主催のアラブ5カ国サミットにムバーラク大統領が出席(アル・アハラーム紙)
2007年01月22日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領、リビアでのアラブ5カ国サミットに明日出席
■ 5人の首脳はアラブ・アフリカが直面する課題に対する共通見解作りに向けて努力

2007年01月22日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【トリポリ:サイード・アル=ガリーブ】

 ホスニー・ムバーラク大統領は、リビアのムアンマル・アル=カッザーフィー大佐が開催を呼びかけ、アルジェリアのアブドゥルアズィーズ・ブーテフリーカ大統領、スーダンのウマル・アル=バシール大統領、チュニジアのザイヌルアービディーン・ブン・アリー大統領らが出席する、リビアの町スルトでのアラブ5カ国サミットに明日出席する予定だ。

 このサミットはアラブ共同体が直面している難問についてアラブ共通の見解に到達すること、またアラブ・アフリカの諸問題について意見を交換し、ヨーロッパ諸国と対話を行い、アフリカ連合の諸機関を完成させることを目的として行われる。

 このサミットではまた、パレスチナ問題とイラク問題、シリアが晒されている国際的な圧力、スーダンのダルフール地方に対する立場、それらの圧力に対抗するためアラブ・アフリカの足並みを統一させる試みが協議される。

 駐トリポリのタフターウィー大使は、本紙のハイサム・サアドッディーン記者との電話インタビューで、「ムバーラク大統領のサミット出席は、アラブ共同体とアフリカ大陸が直面している重要な諸問題に対し、アラブ共通の立場を築くための努力にエジプトが取り組んでいることを示している。カッザーフィー大佐の呼びかけにムバーラク大統領が応じることは、両首脳間・両同胞国間の特別な関係を改めて確認することになる」と語った。


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( 翻訳者:新谷美央 )
( 記事ID:4445 )