エジプトのメッカ巡礼団、無事の帰国へ(アル・アハラーム紙)
2007年01月01日付 Al-Ahram 紙

■ 「エジプト人巡礼者たちは無事だ」「約束の期日に帰国できるだろう」
■ シハーブ大臣:「イスラームは人権と平等と他者の尊重を認めた」

2007年01月01日付けアハラーム紙(エジプト)HP1面

昨日、ミナーの地での儀礼に際し、二聖都の守護者であるサウジアラビアのアブドゥッラー・ブン・アブドゥルアズィーズ国王ならびに彼の賓客である各国の巡礼団長を前に行ったスピーチで、エジプト巡礼団長を務めたシハーブ法律問題・議会担当大臣は、「イスラームは正義と人間相互の尊重を保証すると同様に市民権や帰属の権利、平等、財産と名誉の保護なども保証する至高の法を定め、安寧を求める人類の歩みを妨げてきた争いや分裂の時代を終わらせた」と述べつつ、巡礼とはこうした気高い理念を確認することにほかならないと指摘した。

また彼は、巡礼客への奉仕と儀礼遂行の円滑化におけるサウジアラビア王国の尽力を賞賛した。

シハーブ大臣はミナーの地におけるエジプト人巡礼者の状態は安心できるものであり、ひとつの家族のような扱いを受けていると明言した。この発言は各国の巡礼団長との会見の際に明らかにされた。続けて大臣は、今年のエジプト人巡礼者の死亡者は25名で、最近ではアラファートからムズダリファに向かう途中で8名が亡くなったが、全員、持病が原因の自然死であったと語った。
(後略)



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( 翻訳者:望月美奈 )
( 記事ID:4287 )