ムバーラク大統領、パレスチナ側との交渉再開と捕虜交換についてイスラエル首相と協議
2007年01月05日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領とオルメルト首相、パレスチナとの交渉再開と捕虜交換について協議
■ ムバーラク大統領、イスラエルのラーマッラー攻撃に対するエジプトの拒絶と不快感をオルメルト首相に明言

2007年01月05日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【シャルムシェイフ:ムフタール・シャイーブ】

 ホスニー・ムバーラク大統領は昨日午後、シャルムシェイフにイスラエル首相エフード・オルメルトを迎え、パレスチナ-イスラエル交渉再開の手段ならびに、アッバース大統領とオルメルト首相が先週はじめにエルサレムで会合した際に到達した相互理解に照らしあわせて双方から出された提案を筆頭に、パレスチナ情勢に関する複数の問題を話し合った。 加えて、パレスチナ抵抗グループに拘束されているギラード・シャレット兵士解放の見返りとしてパレスチナ囚人1000人を釈放するという捕虜の交換取引と、イスラエルが差し押さえている海外からの支援金および税・関税収入一億ドルをパレスチナ側に明け渡す件についても論議した。

 協議のはじめにムバーラク大統領はオルメルト首相に対し、パレスチナ人2名が死亡し20名が負傷したイスラエルによる昨日のラーマッラー攻撃へのエジプト側の拒絶と不快感、ならびにパレスチナの地に平和をもたらす努力を妨げるあらゆる行為の拒絶を明言した。
またムバーラク大統領はオルメルト首相に対し、暴力行為の停止と、平和をもたらすためのエジプトの努力を妨げる行為の自重を求めた。

(後略)


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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:4296 )