宗務庁、テレビとラジオ放送の準備急ぐ (Hurriyet紙)
2007年01月07日付 Hurriyet 紙
宗務庁がトルコ人視聴者に向け、「宗教テレビ」の2007年放映を準備している。
宗務庁は、このプロジェクトのなかで2007年度の財務予算から160万YTL(1億3500万円程度)の経費を計上した。このテレビ放送では布教活動のほか、衛星放送によって国外に住むトルコ人も視聴可能となる予定だ。また宗務庁は、「宗教テレビ」に加え、「宗教ラジオ」の放送も予定している。また放送方針については、アリ・バルダクオール長官がしばしば強調している「トルコのイスラーム」という概念の枠組みの中で定めていく予定だ。テレビ放送では、イスラームにおけるモダニズム、啓発、男女関係とともにタブーや迷信をなくすための番組のほかに、とくにキリスト教の布教活動に対抗した放送が行われる予定だ。またテレビで視聴者からの質問にその場で回答し、宗教的な問題に関する指南番組を作成する予定だ。
宗務庁は今回のことで、アンカラ~エスキシェヒル間の幹線道路沿いにある中央庁舎の隣にある環境・森林省の旧舎と敷地の使用権を取得した。来月以降、旧舎はテレビ放送ができるように修理が始められる。
また同庁は、テレビ放送の実現を急ぐ一方で、この件に関連する法整備のため、ラジオ・テレビ高等機構との交渉を急ピッチで行っている。新規法案は、国務大臣を務めるメフメト・アイドゥン氏ならびにベシル・アタライ氏が調整役として取り組んでおり、今年中にトルコ大国民議会に提出されることが期待されている。
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( 翻訳者:湯澤芙美 )
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