至福党クタン党首「ムスリムに対する圧力は続いている」
2008年01月01日付 Yeni Safak 紙
至福党クタン党首は、2007年をトルコとイスラーム地域に対して「喪失の年」と特徴づけた。クタン党首は、新年に際して行った文書での会見で、「占領下でのイラクにおける虐殺は今年も続く、イスラエル占領下のパレスチナでは罪なき市民が日々新たな悲劇に直面させられている、アフガニスタンやパキスタンのようなイスラームを信仰する国々でも同様の不穏な企てや実際の運用の犠牲になり続ける」と主張した。クタン党首は、「係数付加制度(*訳注)の不当性とスカーフ問題をはじめとする」基本的人権に関しても少しも改善が見られなかったと述べた。
クタン党首は、「2008年が我々の国、イスラーム地域、そしてすべての人々に平和と平穏、幸福をもたらすことを偉大なるアッラーに祈る」と述べた。
*係数付加制度・・・大学入試の際、高等教育機構(YÖK)により、各種職業高校(イマーム・ハーティプ高校含む)卒業生の学生選抜試験の得点に対して不利な係数が課せられる。
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( 翻訳者:大田垣綾子 )
( 記事ID:12786 )