タルカンの新年コンサート、評判はいまいち
2008年01月02日付 Yeni Safak 紙

トルコラジオ・テレビ放送1(TRT1)で放映された、16年間ずっと人気のある歌手タルカンのコンサートは、視聴者やアーチストにとってまさに期待はずれのものだった。年越しの夜は、TRTが(披露される)6曲のために75万ドルを費やし、また大々的に宣伝した、TRT1で放映されるタルカンのコンサートに注目が集まった。しかし、視聴者が画面で目にしたものは、まさに期待はずれのものだった。

23時30分ごろ画面上に姿を現したタルカンは、「Vay Anam Vay」という曲で再帰できなかった。5年ぶりに「Metamorfoz(変貌)」というタイトルのトルコ語のアルバムを出し、このアルバムの中の曲を披露したタルカンは、歌と舞台でのパフォーマンスで視聴者やアーチストを驚かせた。

■昔のタルカンが懐かしい

アーチストのプナル・アイリン氏は、家族揃ってタルカンが好きであるが、客観的に見て最新アルバムの曲はタルカンにとって失敗であると述べた。アイリン氏は、「最新アルバムには(かつてヒットした)『A-acayipsin』、『şıkıdım』のような曲は残念ながらありません。はっきり言って、昔のタルカンが懐かしいです」と続けた。

タルク・メンギチュ氏は、タルカンが昔の路線を変えたことが間違いであると述べ、以下のように評価した。「初期のアルバムで作曲に関った人々は、セゼン・アクス、ナザン・オンジェルでした。名のある人が作曲した場合、売れ行きがいいです。『şıkıdım』が爆発的に売れたのであれば、その路線で続けるべきでしたね。タルカンが周囲と関係を絶ったのを強調しすぎたと思います。従来自分に力を貸してくれた人と和解すればよいのに。ファンの意向も取り入れるべきだと思います。もはや競争相手がいないわけではないのです。これを忘れないように。タルカンにとって今はとても難しい時期です。」

■パフォーマンスがひどかった

トルコでポップスの評論を開始した先達のアーチストのうちの1人であるエルオール・ビュユブルチュ氏は、TRTが年越し番組に間違った戦略で臨んだと話した。6曲のために、タルカンに不当に膨大なお金が費やされたとし、以下のように話した。

「番組を観ました。タルカンのパフォーマンスはひどかったです。さらに、TRTの視聴率が低いことで、国民がタルカンをポップスターとして見ていないことが証明されました。」

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:12788 )