結婚を申し出た男、拒絶されたことに逆上して女性の父母を殺害:刀剣の携帯が事件に発展
2007年12月31日付 Jam-e Jam 紙
【事件部】女性との結婚を申し出た若い男が、女性の両親に反対されたことに逆上し、両親をナイフで殺害する事件が発生した。
マーザンダラーン州捜査警察長官のアーゾルデ大佐は、本紙に対し次のように語った。「タンカーボン県にある病院の責任者から、ナイフで襲われ瀕死の状況にある二人の重傷患者が病院に搬送されたとの通報が警察に寄せられた。この通報を受け捜査官らが現場に急行、事件を捜査したところ、この二人の人物は夫婦であることが判明した」。
「この事件の原因について捜査を続けていたさなか、この夫婦は重傷がもとで死亡した」。この事件を受け、タンカーボン検察庁殺人事件特別予審判事の命令の下、捜査警察が本件の捜査を開始することとなった。
逆上した求婚者
殺害された二人はそれぞれ、ゴルバハーラクさんとソレイマーンさんであることが判明した。さらにこの凶悪犯罪について捜査を続けた結果、メフディーという名の人物がある女性に思いを寄せ求婚、しかし女性の両親から反対され、そのことが原因で両親をナイフで襲撃、殺害に至らしめたことが分かった。
「さらに捜査を続けた結果、(逆上した求婚者である)メフディーは女性の両親が死亡したことを知るや、ナイフで自殺を図り、搬送された病院で治療を受けていることが分かった」。
これらの情報を収集した上で、捜査官らは二人を殺害した凶悪犯が搬送されている病院に急行、この男を逮捕し取り調べを開始した。容疑者の男は最初の取り調べの中で、しばらく前に殺された夫婦の娘に思いを寄せるようになり、数回にわたり彼女に求婚したこと、しかしその度に彼女の両親から拒絶されたことを供述した。
容疑者の男は次のように付け加える。「最後の時も、やはり結婚に反対されました。ナイフを隠し持っていた私は、彼らに襲いかかりました。そしてこの重大な犯罪を犯した後、私は自殺を図りました。しかし、死ねませんでした」。
この自供を受け、一時拘留の司法判断により、容疑者の身柄は捜査警察の捜査官らに引き渡されることになった。本件に関する捜査は今も続いている。
マーザンダラーン州捜査警察長官は、刀剣の使用には十分注意をするよう警告している。「残念ながら、短刀や刀のような非通常的な刀剣が携帯され、痛ましい事件を発生させる原因となっている。この事件はその好例だ」。
長官はさらに次のように付け加えている。「刀剣を携帯している人物にとって、あとで必ず後悔するような、時に取り返しのつかない罪を犯すのに、一瞬の怒りで十分である。それゆえ、刀剣の使用には十分注意し、その携帯は絶対に避けるべきである」。
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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:12811 )