アラブ首長国連邦の新しいイスラーム銀行、トルコに投資を計画
2008年01月11日付 Zaman 紙
湾岸諸国のひとつアラブ首長国連邦で、無利子システムで営業する六つ目の銀行が開業した。新たに設立されたヌル・イスラーム銀行は、トルコを筆頭に、人口の多いムスリム諸国への投資を計画している。
株主にドバイ政府、アラブ首長国連邦政府、個人投資家などが名を連ねるヌル・イスラーム銀行は、ドバイの6支店を含む計10支店で営業を開始した。同行は年内に、さらに17支店の営業開始を目指している。
ヌル・イスラーム銀行のヒュセイン・エル・カムズィ頭取は、今後5年以内に、人口の多いムスリム諸国に進出したいと話す。8億6千万ドルの資本金で設立された同行が投資の計画を立てている国々には、トルコ、パキスタン、インドネシア、そしてエジプトが挙げられる。
イスラーム金融分野は、2010年まで年率15%の成長が見込まれている。この分野で頭角を現し、お互いに競合している市場には、中東ではドバイ、アジアでは香港、マレーシア、ヨーロッパではイギリスがあげられる。この一方で、アラブ首長国連邦の首都であるアブダビへは今後5年以内に2千億ドルの投資が行われる予定だ。
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( 翻訳者:岩根匡宏 )
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