ディヤルバクル・テロ、PKKの内部対立を生む
2008年01月11日付 Milliyet 紙

ディヤルバクルにおける爆撃によって(PKK)組織の内部対立が明るみに出た。組織の実行協議会本部は、「ディヤルバクル攻撃の混乱」という見出しのもと、声明を出した。一方、(PKK)軍司令部は軍事行動を実行したディヤルバクル部隊を北イラクに呼び戻した。
組織の軍事部門であるHPG(人民防衛隊)と、ムラト・カラユラン、ジェミル・バユク、ドゥラン・カルカン、ムスタファ・カラスをはじめとする協議会本部との間で、激しい議論がなされたことが分かった。攻撃を実行したディヤルバクル班が北イラクに呼び戻され、事態に関する委員会が設立されたことが伝えられた。フラト通信社に寄せられたテロ組織PKKによる声明において、攻撃がディヤルバクルの市街で実行されたことに対して組織はなんの決断も計画もなかったことを明らかにした。声明において、「(攻撃が)現地の、自立的に動いているグループによって実行されたものかどうかについての調査は継続中であり、現時点でははっきりした結論には達してない。そのため、この行動を、実行者たちが誰の指図のもと行ったのかについては、まだ検討と調査が必要な状態にある。」と語った。

「私たちは是認しない」
声明において次のような情報が掲載された。
「ディヤルバクルにおいて起きた直近の事件を、誰が行ったのであろうと、あるいは、愛国者によるトルコ軍のパイロットらを狙ったプロテストの攻撃であろうと、この事件を私たちは、犯行の時、場所、そして方法という点で認めない。」

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:12909 )