ブッシュ大統領、「イランは世界の安全保障の脅威」と非難
2008年01月14日付 Al-Nahar 紙

■ ブッシュ大統領、イランは世界の安全保障の脅威との見解:「イランはヒズブッラーへの武器供給を通してレバノン人の希望を妨げている」

2007年01月14日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【アブダビ:リタ・スファイル】

 アメリカと同盟を結んでいるアラブ諸国への歴訪の一環としてアラブ首長国連邦入りしたアメリカのジョージ・ブッシュ大統領は、イランを「テロ支援国の筆頭であり、世界の全地域の安全を脅かしている」と激しく攻撃した。

 ブッシュ大統領は、「(イラン政府は)テロ組織ヒズブッラーへの武器供給を通して、レバノン人の平和への願いを妨げて」おり、パレスチナではイスラム抵抗運動「ハマース」と「イスラーム聖戦」を支援し、核開発に関しては情報公開を十分に行っていないと述べた。

 またブッシュ大統領は、イランに対抗する湾岸諸国の安全を保証すると約束した。さらに、「この危機」に立ち向かうために世界中の友好国とともに取り組んでいると付け加えた。

 ブッシュ大統領のこの威嚇発言は、中東歴訪の一環としてバーレーンから到着したアブダビの「カスル・アル=イマーラート」ホテルでの演説で行われた。この後の訪問先としては、サウジアラビア王国とエジプトも含まれている。先週開始された今回の歴訪でブッシュ大統領はこれまでに、パレスチナ自治区、イスラエル、クウェートを訪問した。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:小林洋子 )
( 記事ID:12919 )