スカーフ解禁問題でAKP、二つの条項の変更をMHPに提案
2008年01月22日付 Yeni Safak 紙

スカーフ解禁問題で、民族主義者行動党の提案は不十分と判断された。公正発展党は、民族主義者行動党に対し、22日、第10条と第42条の両方に変更を加えるという提案をする予定だ。

スカーフ解禁について、公正発展党と民族主義者行動党の間で調整作業が続いている。公正発展党は、禁止を解くための提案を22日、民族主義者行動党に伝える予定だ。民族主義者行動党は、スカーフ解禁のため、憲法の第10条の変更を提案している。エルドアン首相は、党の法律家らにこの提案について作業を行うよう命じた。

■二重の保障

公正発展党のグループ長代理であるサドゥッラフ・エルギン氏と、ベキル・ボズダー氏が作成した提案が、今日、民族主義者行動党に持ち込まれると見られている。民族主義者行動党に持ち込まれる提案では、第10条に加え、第42条にも変更を加えることが提案される。公正発展党は、憲法第42条に、「刑法に触れず、社会的に容認できる行為であることを条件に、高等教育機関において、服装が原因で高等教育を受ける権利を剥奪されてはならない」を付すことを提案する。提案が承認されれば、憲法第10条と第42条で変更が行われる。教育を受ける権利は、第10条にある平等性、そして第42条にある「教育・教授の自由」の条項の範囲内で、二重に保障されることになる。

民族主義者行動党は、憲法の第10条第4項で、「国家機関および行政機関は全てプロセスにおいて、法の下での平等という原則に則って行動しなければならない」という表現に追加として、「全てのプロセス」という言葉の後に、「あらゆる公共サービスの供与・利用において」という文の追加を提案していた。

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( 翻訳者:山下王世 )
( 記事ID:12949 )