中東歴訪のブッシュ大統領、サウジとの交渉は難航が予想
2008年01月15日付 Al-Ahram 紙

■ ブッシュ大統領、明日のエジプト訪問で中東歴訪を終える予定
■ サウジアラビアでのイラン問題と和平問題に関するアメリカ大統領の交渉は難航

2008年01月15日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【リヤード:諸通信社、 アブダビ:アミーン・アウワード】

 アメリカのブッシュ大統領は明日エジプトを訪問し、中東情勢の進展と将来の二国間関係についてホスニー・ムバーラク大統領と協議して中東歴訪を終える予定だ。

ブッシュ大統領は昨日、中東歴訪の湾岸地域での最後の訪問地サウジアラビアに到着し、アブドゥッラー・ブン・アブドゥルアジーズ王が所有する農場で出迎えを受けた。訪問は2日間が予定され、米政治筋によるとブッシュ大統領は、中東和平プロセスを推進しようとする米政府の努力と、イランの影響力に対峙している地域においてスンナ派戦線を打ち立てる努力について、サウジアラビアの支持を得ることに集中的に取り組む予定。

イランに対抗するためのいかなる連合体にもサウジアラビアが参加を拒否し、アナポリス会議後に和平プロセスが逆行していることへの責任をアメリカに負わせるという結果に終わるとの予測がある中、アメリカとサウジアラビアの難しい協議が始まる。
(後略)

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( 翻訳者:金田雄一郎 )
( 記事ID:12951 )