ムーラの養殖場において魚の大量死が今も続いている。最終的にミラスのボアズィチ村の海辺につくられた養殖場において約三万匹のブリームが死んだ。
ボアズィチ漁業組合長オスマン・ウヤンは、村人たちが魚の大量死によって大きな被害を被っていることを述べた。ウヤン氏は「組合員たちは農業信用組合から借金して、養殖を行っているのだ。75名のメンバーのうち50人はお金の工面がつかない状況にある。漁師たちの返済猶予を認めてくれるよう政府に望んでいる」と話した。ブリームとシーバスを出荷しているクルチュ海産物会社のオルハン・クルチュ社長は、魚の大量死は間違いなく水質のバランスが崩れていることと酸素濃度が不足していることが原因だと話した。クルチュは以下のように続けた。「冬の降水量が多くサルチャイから流れてくる水が増え、海水のバランスが壊れている。またこの地域の全てのオリーブ工場とチーズ工場の排水もこの入り江に流されている。降水量が増えれば、あふれた汚水も混ざってくる。こうして染水がこの海水のバランスを悪化させている。」
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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:12976 )