民主市民党カプラン議員、「大学でスカーフは解禁、でもクルド語は禁止」
2008年01月29日付 Milliyet 紙

民主市民党カプラン議員は、「大学でのスカーフ解禁が計画されているが、教育現場でのクルド語使用は再び禁止とされるだろう」と述べた。

民主市民党のシュルナク選出国会議員であるハスィプ・カプラン氏は、公正発展党政権がトルコの政治課題を変えようとしていること、そして「大学に自由を」と言って、スカーフ解禁を行う一方で、クルド語教育を新たに禁止する意向であると主張した。

カプラン議員は、ロジ・テレビで一昨日の晩に放送された「セラ・ソル」という討論番組に出演し、「ケマリストはもはや何も声をあげない。共和人民党(CHP)の状態は絶望的だ」と述べた。
カプラン議員は以下のように話している。
「首相がスペインでスカーフ問題(の議論)を始めた。自分の国で民族的、宗教的な集団に対して寛容になれないのであれば、説得力をもつことはできない。公正発展党が、『スカーフを解禁に』といえば、民族主義者行動党(MHP)がすぐに憲法草案を準備した。何か共有するものがあるかのように行動し始めている。公正発展党と民族主義者行動党の蜜月が始まっている。まず考えを明確にして、その後に調整するものなのだが」
カプラン議員は次のように続けた。
「政府は、トルコにはトルコ人だけがおり、イスラームだけが存在し、そしてこれらがハナフィー派であると主張して、行動している。
しかしこの国には、アレヴィー信徒、キリスト教徒、他の宗教の信者もいる。ムスリムたちも1つの宗派ではない。大学でスカーフ解禁が計画されている。しかし追加される条項により、トルコ語以外の言語での教育の禁止が見込まれている。クルド語は再び禁止とされるだろう」

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( 翻訳者:大田垣綾子 )
( 記事ID:13001 )