118年前のエルトゥールル号遭難者の遺骨、日本の串本沖で発見される
2008年02月01日付 Milliyet 紙

日本の串本沖で118年前に沈んだ軍艦エルトゥールル号で日本とトルコの考古学者が続けている発掘作業の際に、看板に挟まれたトルコ人水夫の遺骨が発見された。
発掘隊代表のトゥランルさんは、ひとりのトルコ兵の頭蓋骨と骨が118年後に水深35mの海底から引きあげられたことを明らかにし、以下の様に述べた。

「2週間前に始めた調査では、日々驚きに直面しています。船が土と岩に埋もれているために、今後もこれまでに似た驚きに直面する可能性があります。
頭蓋骨と各部の骨は、日本の警察が検証のために持っていきました。
我々は在京トルコ大使館付駐在武官ムラト・サカ海軍大佐に状況を報告しました。遺骨は、串本にあるトルコ博物館のそばにあるトルコ人殉教者墓地で、宗教的儀式と軍の式典を行い、埋葬する予定です。発掘作業の中で我々がたどり着いたトルコ水夫の骨を、118年ぶりに引きあげたことで、調査メンバーは感慨深い一時を味わいました」

■沈没船から2丁の銃が出た
沈没したエルトゥールル艦で行われている発掘調査では、3日前にウィンチェスター製の銃が出てきた一方で、昨日(31日)の朝の潜水で見つかったトルコ人水夫の骨のそばにもう一丁の銃が発見された。

合計200丁のウィンチェスター製の銃が積まれていたエルトゥールル号の沈没直後、内部にあった銃のうち178丁が日本人によって引きあげられ、イスタンブルに送られたのだった。こうして行方不明だった22丁の銃のうちの2丁が発見されたことになる。

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( 翻訳者:藤巻晋也 )
( 記事ID:13033 )