一昨晩(4日)からイスタンブルを覆い始めた濃霧は都市生活に悪影響を与えてきている。
朝方、フェリー乗り場にやってきた何千人ものイスタンブルっ子は、ヴァプル(訳注:人のみが乗るフェリー)の運航が霧のために欠航されたのを知り苛立ちを募らせた。
危険だと知りながらも車でボスフォラス海峡を渡る市民もいる一方、ヴァプルの運行の再開を待つ市民もいた。午前7時から欠航したフェリーは午前10時30分に通常運行に戻った。夕方には霧の影響がさらに強まったため、午後7時半以降、カバタシュ-アダラル、アナドルカヴァウ-ルメリカヴァウ-サルイェル、ボスタンジュ-アダラル航路の市内線のヴァプルも欠航した。
エスキヒサル-トプジュラル、エルデッキ-アヴシャ-マルマラ島のフェリボト(訳注:カーフェリー)も欠航した。クナルアダで足止めされた52人の市民は沿岸警備隊のボートでボスタンジュに運ばれた。
■濃霧による交通渋滞は木曜まで
海上交通の欠航のため市民は陸上交通に押し寄せた。特に帰宅時のラッシュのため、ボスフォラス海峡、ファーティフ・スルタン・メフメト、ハリチ橋でも渋滞した。イスタンブル地方気象台のムスタファ・ユルドゥルム台長は、イスタンブルの濃霧の影響は木曜日の午前中まで続くと報じた。
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:13071 )