大学学生選抜テストでも、イスラーム風スカーフに関する懸念
2008年02月13日付 Milliyet 紙

大学入試センター(ÖSYM )長のユナル・ヤルマアン教授は、3月14日(木)に予定されている高等教育機構(YÖK)総会で大学学生選抜テスト (ÖSS) の指針が討議され承認される場合、大学学生選抜テストの受験申請は3月3日(月)に開始予定であると報じた。
ヤルマアン教授は、「大学でイスラーム風スカーフ着用が自由となれば、大学学生選抜テストでも着用自由となります。しかし私は安全面で懸念を抱いています。まずカンニング行為があります。」と述べた。

また同教授は、憲法改正が承認され、官報で公布された場合、受験生がイスラーム風スカーフを着用して大学学生選抜テストを受けにくるかどうかについての質問には次のように答えた。「イスラーム風スカーフに対する私の見解は次のようなものです。すなわち、受験生は大学に通学するのと同じようにして大学学生選抜テストを受験しに来るものです。スカーフを着用して大学へ通学するならば、大学学生選抜テスト会場にもスカーフを着用してくることができるでしょう。法律家の見解も同様です。大学でイスラーム風スカーフ着用の自由があるならば、大学学生選抜テストでも自由に着用できることになるでしょう。しかし私は安全面で懸念を抱いています。
我々はこの解決策も探らねばなりません。スカーフを着用して会場に入れるなら、いくつかの重大な技術的な問題が起こるでしょう。まずカンニング行為があります。我々は防止策を確保しなければなりません。」

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:13125 )