テーマは「家族、貞節、ヘジャーブ」:ムスリム女性学識者国際会議が開催
2008年02月16日付 Jam-e Jam 紙
【社会部】ムスリム女性学識者国際会議が、家族、貞節、へジャーブをテーマとして、バフマン月29日並びに30日(西暦2008年2月18~19日)にかけて国際会議ホールにて開催される。
本紙記者の報告によると、イスラーム文化交流庁長官は、記者会見において、同会議の詳細に言及し、次のように述べた。「世界44カ国から多くの学識あるムスリム女性らが、この国際会議に出席する予定である。」
メフディー・モスタファヴィー長官は、同会議のもっとも重要な目的を世界の学識あるムスリム女性間のネットワークのための土台作りであるとみなし、現代世界の家族が今日直面する問題を強調した上で、次のように語った。
「家族というものの価値を安定させ、守るということは、特にヘジャーブと貞節という点において、精神性と密接な関係がある。しかし残念なことに、今日の世界では家族制度において精神性の衰退が見受けられる。」
また、イスラーム文化交流庁長官は次のように付け加えた。「家族というものは、社会における最も重要な柱である。世の中の社会的問題の多くは社会の人々の失望から生じるものであるが、その理由を、家族の根幹の脆弱さにあると見なすことができる。」
同長官は「家族の結束において精神性がどのように影響しているかを研究し調査することが、ムスリム女性学識者国際会議開催の重要な目的のひとつである」と述べ、同会議が家族制度の精神性強化を促すものとなることを望むと語った。
モスタファヴィー大統領顧問は、来年度以降の同会議開催に言及し、次のように発言した。「常設的な事務局の創設を行うことにより、様々な国のムスリム女性学識者らと継続的な関係を保ちつつ、我々は、精神性と貞節の危機や家族の不安定さといった世界的な問題を調査し、その解決に向けた策を提示することに努めていく。」
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( 翻訳者:大場麻子 )
( 記事ID:13201 )