トルコ軍の対PKK軍事行動
2008年02月23日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ トルコ軍、領内でPKKと戦闘、ダホークで5橋梁破壊

2008年02月23日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面

【アルビル:本紙】

トルコ軍が戦闘機、軍用ヘリ並びに重戦車に支援された陸軍を用いて複数地域に攻撃を仕掛けてから二日、クルド自治区及びトルコとの国境近辺の軍事的緊張は緩和された。攻撃の間クルド首脳部は自治区大統領声明を通じ、紛争拡大回避と休戦の意向を示してきた。同時に、もし自治区住民がトルコ軍により危険にさらされるような事があれば、「全面的に抵抗する用意は万全である」とも明言してきた。自治区大統領報道官は、今次のクルド労働党とトルコ軍との戦闘に際して自治区はどちらの側にも立たないと述べた。

本紙が得た情報によれば自治政府は、非常事態に備え国境地帯への自治区防衛軍の展開を指示しており、ダホークでは数千の自治区武装兵が現地軍支援のため配備されていた。

他方、自治区大統領報道官はトルコ軍の作戦の真意に疑念を表しており、その目的が、「クルド自治区にダメージを与える事で、クルド労働党ではなかった」可能性を示唆した。自治区西部で五つの橋梁を破壊したトルコ軍の作戦は、住民の激しい怒りを招いている。彼らは、トルコ軍が橋を破壊した理由を不当であるとし、それは自治区住民にダメージを与えるための前哨戦であったと評した。

アル=ハーブールの国境通過点から「アラブチャンネル」が伝えるところによれば、人びとは依然として往来しており、(トルコ・クルド間の)通商、ビジネス活動が停止する気配はない。

トルコ軍の軍事作戦はクルド労働党側に44名トルコ軍側に5名の死者を出したが、交戦地に近い筋によれば、それはトルコ領内、イラク・トルコ・イラン領が接するシャムディナーン地区付近で実施され、トルコ軍と自治区領土内の軍が対峙する事はなかった。

バームラニー空港のトルコ軍は、戦車、装甲車の車列を地域が見渡せる丘の上に上げようとしたが、自治区軍に阻止され元に戻した。本紙が既に伝えたとおり、サーリー地区でクルド住民が組織したラリーは、地元トルコ軍が渓谷を見下ろす高地に陣を敷くのを妨げた。

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( 翻訳者:十倉桐子 )
( 記事ID:13202 )