ハマースがエジプト当局とラファハ通行所に関して協議
2008年02月01日付 Al-Nahar 紙

■ ハマース代表団がカイロで協議を継続、ラファハ通行所の危機は解決策のないまま

2008年02月01日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

 ガザ地区とエジプトの境界線の通行所に関する問題の解決策を模索するため、カイロではエジプト政府高官とイスラーム抵抗運動「ハマース」の内外の指導部からなる代表団の間で協議が続いているが、合意が早期に達成されうる徴候は現れていない

 カイロに派遣されたハマース代表団のメンバーであるマフムード・アル=ザッハール氏は、ラファハ通行所の管理においてハマースが主要な役割を担うことを主張し、2005年11月25日に締結された通行所に関する協定にうたわれているような、通行に対するイスラエルの間接的な監視を拒否した。

 パレスチナのマフムード・アッバース大統領はこれに先立って、通行所管理へのハマースの参加を拒否する立場を示している。

 エジプト政府は境界線上の1ヶ所を通しての通行規制を望んでいるが、境界線閉鎖に関してエジプトの最終的な決定は現在まで出ていない。

 しかし、エジプト政府は徐々に閉鎖の措置を進めている。その一方で、シナイ半島へのパレスチナ人の流入と、トラックによるガザ地区へ援助物資の搬入が続いている。

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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:13205 )