ゴトビーか、ガルエノウイーか、もしかしたらクレメンテかも!
2008年02月20日付 E'temad-e Melli 紙

サッカー連盟理事会はクレメンテが2度目の契約書に同意しなかったことを受け、昨日新たな契約書を作成した。クレメンテが再度同意しない場合、ゴトビーかガルエノウイーが数日中にもイラン代表監督に選ばれる可能性が高い。

【エッテマーデ・メッリー】イランでハビエル・クレメンテの代表監督就任計画の代表を務めるセイイェド・アッバース・ナバヴィーは昨日午後、「イランサッカー連盟によって作成された3度目の契約書がスペインに送られた。」と発表した。

セイイェド・アッバース・ナバヴィーはIRNA(イラン国営通信)の取材の中で「クレメンテ氏はイラン滞在最終日、全ての条件を呑んだ。しかしその後、新たな問題と要求が提示された。」と述べた。

同代表はイランサッカー連盟が契約書の中の「年間30日の休暇」という言葉を強調していることに触れ、「これ以前、クレメンテ氏はイランサッカー連盟の経費で年2回出国できると定められていた。」と付け加えた。さらに、連盟会長の同意を得れば、これとは別の休暇も認められ、自費で出国できるとも定められた。

クレメンテはそもそもイランサッカー連盟との最初の契約の受け入れに同意していた。しかし今、「30日の休暇」という言葉が加筆された3度目の契約書まで送らせている。

ナバヴィー代表によれば、イランサッカー連盟の責任者らは、クレメンテは新たな契約書を受け取ってから数時間以内にこれに返答しなければならないと強く主張している。サッカー連盟理事会のメンバーで、スペインでクレメンテとの交渉役を務めているナーセル・シャファグは昨日、「クレメンテ氏の問題はまだ終わっていない。」と述べた。しかし一方で、クレメンテが2回目の契約書に否定的な返答をしたことが報じられた後、代表チーム監督をめぐる新たな人選に関する憶測が急速に始まった。

アリー・キャッファーシヤーン、イランサッカー連盟会長はISNA(イラン学生通信)のインタビューの中で、連盟のクレメンテからの返答待ちにも限度が来たことを強調するとともに、国内外の監督候補の誰かがイラン代表チームの監督の座に着く可能性があることを語った。「まだ最終的に誰かに決まったわけではない。連盟は5,6名のイラン人及び2,3名の外国人を監督候補として考えている。必要な調査を行い、連盟理事会の会議にかけた後、2,3日中に代表チームの新監督が公式に発表されるだろう。」と語った。

サッカー連盟理事会のメンバーらは昨夜、代表チームの最新状況を長時間かけて調べた。一方、この会議の前、新監督にはアフシーン・ゴトビーかアミール・ガルエノウイーが選ばれる可能性が高い、と一部の筋が報じていた。

(中略)

昨年夏のアジアカップ終了以降、イラン代表チームは監督の選出を待っている。代表チームは2010年ワールドカップの予選第1試合、テヘランでシリアと対戦し、0対0の引き分けにとどまった。予選の次の対戦相手はクウェートである。両チームの対戦はファルヴァルディーン月6日(西暦2008年3月月25日)行われる。

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( 翻訳者:弘原海みどり )
( 記事ID:13219 )