国連レバノン暫定軍(UNIFIL)からカタール軍部隊が撤退
2008年02月08日付 Al-Nahar 紙
■ カタールがレバノン南部からUNIFILの兵士205名を引き上げ
2008年02月08日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【AFP】
カタールは昨日、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)に所属する兵員205人からなる大隊を、任期の延長をしないことを決定した後、撤退させた。理由は明らかにされていない。
カタール通信社(QNA)によると、レバノンから帰還したカタール軍兵士たちをドーハ空港で迎えたカタール軍参謀長ハマド・ビン・アリー・アル=アティーヤ少将は、UNIFILに参加している唯一のアラブ国家であるカタールの部隊は「他の部隊と交代をせずに今日(昨日)ドーハに戻った」と述べた。また、「現在、部隊派遣の更新の予定はない。しかしUNIFILの活動に参加するためナークーラの司令部に将校3名が残留している」と語った。
またアティーヤ参謀長は、「レバノン南部の平和維持という義務を果たし終えて我が軍の兵士たちが祖国へ帰還したことを我々は嬉しく思っており」、彼らの役割は「非常に大きかった」と強調した。
カタール軍大隊はレバノン南部で1年間活動し、レバノン・イスラエル国境から約6キロメートルの地点に位置する中部地区のティーリーに駐留していた。
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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:13228 )