イスラエルの包囲に抗議しガザ地区で「人間の鎖」によるデモ
2008年02月26日付 Al-Ahram 紙

■ 包囲に抗議し、ガザ地区北部で「人間の鎖」によるデモ
■ イスラエルはいかなる形の国境侵犯の試みも一掃すると警告
■ ハマースがパレスチナ人に対し、法を尊重し国境を越えないよう要求

2008年02月26日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ガザ:アシュラフ・アブルホウル、エルサレム:諸通信社】

イスラエル-ガザ国境が侵犯されるとの懸念がイスラエル国内に広まる中、ガザ地区では数千人のパレスチナ市民によって、ラファハからベイト・ハーヌーン通行所まで伸びる人間の鎖が作られた。その長さはおよそ50キロメートルに及び、イスラエルがガザ地区に課している包囲を解除するよう要求した。

この非武装デモが始まってから数時間後には、ハマースに属する警察がベイト・ハーヌーン通行所へと至る道を封鎖して、彼らデモ隊に対し、法を尊重し国境を越えることのないよう求めた。

ハマースは、今回の平和的行進を組織したわけではないが、支持すると述べた。行進を組織したのは「包囲に立ち向かう人民委員会」という団体であるという。

同団体のジャマール・アル=ホダリー代表は、行進の開始宣言の中で、人間の鎖への参加者にはイスラエル-ガザ国境を突破したり侵犯したりする意図はないと述べた。

イスラエルのマタン・ヴェルナイ副国防相は、パレスチナ人が組織した人間の鎖によってイスラエル-ガザ国境がいかなる形でも越境されることのないよう警告を発した。

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( 翻訳者:垣平浩明 )
( 記事ID:13229 )