トルコ大国民議会で自治体論争
2008年02月29日付 Milliyet 紙

 トルコ大国民議会内務委員会で承認された人口2千人以下の863の町と283の下位自治体の公的法人格を廃し、43の新しい区を創設することを目論んだ法律の原案は与野党間に緊張感を生じさせた。公正発展党が発言や対案を提出する権限を制限したため、共和人民党、民族主義者行動党、民主社会党は委員会を放棄する中、そうした適用についてトルコ大国民議会のキョクサル・トプタン議長に反対意見を訴えた。同議長は内規を破ることは出来ないと述べ、公正発展党の適用を調査し、必要な対応を行うと話した。

 共和人民党会派代表代理のケマル・アナドル議員は、「特別なやり方で投票箱を(マジシャンの)サディ・スンガルが使う箱に変えてしまい、1147の自治体を閉鎖させる。これは政治的大罪である。火事場泥棒のようなものだ。(1年後の地方選をにらんで)この法律を3月28日に間に合わせる為にありとあらゆる不規則、不法なことを行っている」と述べた。民族主義者行動党のオクタイ・ヴラルはというと、「公正発展党が自身らの政治的企図の法律のためにまさに独裁者のように振る舞っている。カードゲームのようなやり方で話し合って立法の質を落としている。おそらくひとまず終わらせ、今後一連のことを推し進めていく心算だろう」と話した。

 公正発展党イスタンブル議員のレジェプ・コラルはというと、村となることはありがたいことであると主張し、「我々は『村びとたちの代表』だと述べるリーダーを戴く代議士なのだ」と述べた。

参考
http://www.meclishaber.gov.tr/develop/owa/haber_portal.aciklama?p1=48735

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:13253 )