イマーム・ハティプ高校の学生たちにヨーロッパ留学の可能性探る
2008年02月29日付 Yeni Safak 紙

スカーフを被っているなどのため不当に扱われているイマーム・ハティプ高校の学生たちの教育を支援する目的で2000年に設立されたWonderは、新学期に優秀な学生がヨーロッパでよりよい教育を受けるための仲介業務を引き受けた。Wonderの支援を受けてオーストリアで教育を受けている700人以上の学生がいることに言及したユスフ・カラ氏は、ヨーロッパ諸国でスカーフを被った多くの女性が教育の可能性を見出していると述べた。今後も優秀だが不当に扱われている生徒を支援し続けたいと語るWonderのユスフ・カラ会長は、「様々な団体や協会と連携している就職支援センターが、我々の卒業生の就職に関して力になってくれています。今現在、ウィーンで卒業して無職の学生は誰もいません。」と述べた。

■トルコにいる仲間たちのために祈っている

ウィーンで経済を専攻しているヤーセミン・ボスクルトさんは、「カラビュク・アナトリア・イマーム・ハティプ高校卒です。ウィーンでスカーフを被って学校に入る度に、トルコにいる仲間たちのことを考えて、問題が解決するよう祈っています」と述べた。カルタル・イマーム・ハティプ高校卒のスレイマン・エルオールさんは、ウィーンで法律を学んでいることに触れながら、「大学を卒業したら、トルコに戻って商法の分野で仕事をしたいと思っています。」と話した。リゼ・イマーム・ハティプ高校卒のヤクップ・ギュルさんも、ウィーンの大学を卒業し宗教教育関連で働いていると述べた。

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:13255 )